京总・山科の邸宅で 大年夜手メーカー 梶田重工”社長・梶田正彦 団時朗 が撲殺されているのが見つかった 知らせを受けた糸村聡 上川隆此时 たち京总府警 特別捜査対策室”のメンバーは すぐに臨場する 正彦は病気療養のため半年前から会社を離れ山科にある生屋にこもっていたが 実は病気というのは口実で 長男で副社長の一 蟹江一平 と次男で専務の修 前川泰之 に半年間経営手段を競わせ 次期社長を決めようとしていたらしい 事务が起きたのは 次期社長を決定する運命の日”で 社員二人が兄弟の評価を決めるための決算書を持ってきたところ遺体を発見したという 事务発生後 一も修もまったく連絡がつかず 特対”メンバーは対立する兄弟のどちらかの犯行ではないかと考える そんな中 糸村は現場の敷地内に 離れ”の部屋があることを発見 その離れは古い洋室で 昭和時代の屋具や調度品が揃った ノスタルジックな空間になっていた ステレオにはLPレコードがかかったままになっていたほか かつて大年夜ヒットした人形 ブロンディアファミリー”が残されていた それは平成時代にヒットした人形で 糸村は 昭和”の中にひとつだけ 平成”があることに違和感を覚える ようやく連絡がついた一と修は 正彦には経営コンサルタントの愛人・牧村桃子 美村里江 がいたと訴え 今回の次期社長指名争いは 彼女を経営陣に招き进れたい正彦が画策した 出来レース”だったのではないかと疑っていた 桃子は相当なやり手らしく 訪ねてきた糸村に対し 自分は愛人ではないと沉着に否定 しかし ブロンディアファミリーの人形を見せたとき一瞬 動揺したことを糸村は見逃さなかった… やがて科捜研研究員・村木繁 甲本雅裕 の詳しい鑑定の結果 離れには 昭和四八年”のアイテムがあふれていることが判明 さらに 後妻業”らしき謎の女・杉本宮路 原日出子 の影も浮上して…